火事場プロジェクトの法則

先輩エンジニアのMさんから、「面白いよ」と進めてもらい、借りた１冊。

数時間でさらっと読めてしまいました。

システム開発の現場でエンジニアが突き当たる問題を、筆者の実体験を交えて書いてあります。

本書の中で紹介されているエピソードは、現場にたつエンジニアならかならず１度は経験するようなものばかり。

そのような問題に対して、どのように考えて立ち向かっていくか。特に後半は、会社を辞めてフリーに転向した経緯や筆者の苦悩が書かれていて、いろいろと考えさせられます。

心に残ったのは、「価値とはなにか」ということに対する筆者の考え。

人に『ありがとう』と言ってもらえること
『助かったよ』といってもらえること

そうそう、そうなんだよ。自分が社会に対して提供する価値というのは、これなんです。

自分のもっている技術を通して誰かを、助けたい。そして、自分も、お客さんも、社会も Happy になる。win-win-win の関係が重要なのです。

自分が、会社が、社会に提供する価値とはなんなのか。あらためて考えさせられる一冊でした。