S2JMS開発記 - requestスコープの検討

最後に残していた、S2JMSContainer の request スコープに対する検討に入ります。

S2JMSContainer には、アプリケーションサーバ以外(S2JMS-Server)上で動作するので、いわゆるリクエストやセッションといった概念はありません。

しかし、JMSからのメッセージ受信も一種のリクエストとして捉えることができ、その間だけ有効なコンポーネントのスコープ(=request スコープ)が必要となるのです。

かくして、S2JMSContainer 上から S2Container にリクエストスコープで登録したオコンポーネントを取得できるように実装する方法を考えなければいけません。ついでに、受信したJMSメッセージもリクエストスコープで登録しておいて、S2JMSContainer 上のアプリケーションが JMSのメッセージにも直接触れるようにします。